
塗装作業の続きです。車内の座席などを55番のカーキ、シャフト棒を78番のメタルブラック、ギヤボックスの排熱ボードを61番の焼鉄色、消火器を3番のレッド、操縦席の計器類を8番のシルバーで塗りました。

上部車体内側においては機銃を28番の黒鉄色、ペリスコープを78番のメタルブラック、消火器を3番のレッドで塗りました。

上下の車体を貼り合わせます。エンジンルーム左右の燃料タンクなどは、これで見納めでした。

貼り合わせました。インテリアの何割かは見えにくくなりましたが、砲塔を外せば一応見られます。

砲塔の内部も塗り分けました。砲腔内を28番の黒鉄色、砲尾部分を104番のガンクローム、照準器を78番のメタルブラック、ターレット周りの機器類を37番のグレーバイオレットと28番の黒鉄色、座席を55番のカーキで塗りました。

砲塔の本体とバケット部を貼り合わせました。

車外装備品の木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。

車体側面の装備品のひとつ、予備履帯ラックを取り付けました。上図は右側面の分で、履帯部分は28番の黒鉄色で塗りました。

車体前面左側の機銃は28番の黒鉄色、前照灯は8歯のシルバーで塗りました。

左側面の予備履帯ラックを取り付けました。

車外装備品の殆どは背面パネルに取り付けました。

砲塔の左側面後方に機銃を取り付けました。

以上で塗装後の組み立てが完了しました。最後につや消しクリアを薄く吹き付けて仕上げました。

いちおう、外観は秋山優花里プラモコレクションの車輌の状態に合わせていますが、アメリカ車輌なので、機会があれば、サンダース大付属高校チームの校章マークを貼って楽しもうかと思います。

シャーマン系列でもそうでしたが、米軍の戦闘車輌は車外装備品をなるべく後方か背面に集める傾向があります。ドイツ軍やソ連軍の戦闘車輌は左右側面やフェンダー上にズラッと並べている感じです。

オープントップの砲塔から車内はあまり見えません。配色は実際の米軍のM39の車内画像を参考にしています。

かくして、秋山優花里プラモコレクションの1輌、M36駆逐戦車が完成しました。製作日数は、2025年10月18日から10月31日までの13日でした。組み立てに11日、塗装および塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。
使用したアカデミーの製品は、劇中プラモを再現出来る唯一の選択肢でした。シャーマン系列であるために足回りはM4やM3と共通で、ランナーパーツも同じものが入っています。
今回は劇中プラモと同じ戦後型のM36B2の仕様で作りましたが、キットにはM36の戦中型のパーツも入っているので、お好みで戦中型にも作れます。パーツの合いも良くて組み立てやすく、初心者クラスでも気軽に楽しめると思います。